ハゲに国境はない?でも男女平等ではないらしい。
海の向こうノルウェーの動物学者、研究者や皮膚科医が、独断と偏見と?海外でハゲはどう解説されているの?
ハゲについて熱く語ります。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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【海外のハゲ解説】なぜ男性はハゲるのか?
なぜ男性はハゲるのでしょうか? なぜ女性ではなく、男性の髪の毛は抜け落ちてしまうのか?
科学者たちにこの質問の答えとアドバイスを聞いてみましょう。
鏡をチラ見するだけで、額の生え際が大きく後退しているのが確認できてしまうアナタ。安心してください。アナタは独りではありません。
ノルウェー人の男性の半数は、50歳前後からハゲ始めますから。
それにしても…なぜ男性だけがハゲるのでしょうか?
動物界において、人間の男性だけがハゲてしまう生き物なのでしょうか?ハゲの進行を遅らせるために私たちにできることはないのでしょうか?
ハゲについて人類の進化論に基づく解説はできないものでしょうか? ハゲ頭には、何か特殊な機能でもあるのでしょうか?
ノルウェーの研究者たちが上記のような多くの質問に答えてくれます。また、髪の毛を維持するために奮闘している男性にアドバイスをしてくれます。
【海外のハゲ解説】去勢した少年聖歌隊員(カストラート)はハゲ知らず
「抜け毛の要因は性ホルモンなんです。」ベルゲン大学の動物学教授で研究者でもあるPer Jakobsen氏はこう言います。
「ある方法でハゲから身を守ると、他の何かが犠牲になります」と。
中世から1800年代にかけて、聖歌隊員の中でも特に美しいボーイソプラノの少年たちは、思春期に入る前に去勢し、声変わりで美声を失わないようにしていました。
「ある時、皆が気づいたんです。去勢した少年たちが、大人になってからも誰一人としてハゲなかったことに。
このことから、ハゲには男性ホルモンが一役買っていたことが明らかになりました。」と Jakobsen氏。
【海外のハゲ解説】ホルモンの仕業…
「自然に毛が抜けることをアンドロゲン(男性ホルモン性)脱毛症」と呼びます” とJakobsen氏。
「アロペシアとは脱毛症のことで、多くの男性が経験している脱毛やハゲは、ステロイドホルモンが原因のアンドロゲン(男性ホルモン性)脱毛症なのです。この種の脱毛は、病気が原因である他のタイプのものと異なります。」
続いて、研究者で皮膚科医でもあるCato Mørk 氏が、多くの男性のフサフサした髪の毛に男性ホルモンがどのような影響を与えるかを説明していきます。
【海外のハゲ解説】どんな人が ハゲるのか?
男性の体内に存在する酵素は、テストステロンという主要な男性ホルモンをジヒドロテストステロン(DHT)に変換させます。
「個人が有する酵素の量は、遺伝によるものですが、それが母系なのか父系なのか、あるいは両方なのかは確定はできません。」と皮膚科医のMørk氏。
ジヒドロステロン(DHT)というホルモンには、中でもとりわけ毛髪を細く短くする作用があります。
科学者たちは、アジア人男性(黄色人種)の毛包にある酵素の量は、白人男性より少ないと考えています。
これが白人男性より、アジア人男性のほうがハゲにくい傾向があるとされている理由です。
Mørk 氏によれば、これらの酵素は加齢とともに蓄積するものではないそうです。ゆっくりしたプロセスの中で、酵素は、男性がハゲ始めるより前から時間をかけて蓄積されていきます。
その他の要素としては、頭部にあるリセプターの数があげられます。リセプターが多いほど、より多く毛が抜けます。
男性は、そもそもたくさんの酵素とテストステロンを有していますが、頭部のリセプター数が少なければ髪の毛を維持することができるのです。
【海外のハゲ解説】なぜ女性はハゲないの?
「テストステロンという男性ホルモンが、髪の毛に影響を及ぼします。ですから、女性は男性と同じようなハゲ方はしないのです。」と皮膚科医のMørk氏。
ところが、女性が閉経すると、エストロゲンという女性ホルモン値が下がり、もともと女性の体内に存在していたテストステロンが威力を持ち始めるのです。
このことが女性の髪の毛を細く、薄くさせる原因なのですが、生え際にハゲが集中する男性と比べると、女性の髪の毛は均等に薄くなっていくと言われています。
【海外のハゲ解説】もしハゲたら…タフなカウボーイでさえ落ち込みます…
「ハゲるということは多くの男性にとって衝撃的な出来事です。
なぜなら、フサフサした髪の毛は若さのシンボルだからです。」と動物学者のJakobsen氏。
「女性は太ることを気にし、男性はハゲることを気にするのです。」
「気休めになるかどうかわかりませんが…動物界においてハゲる生き物は、我々ヒトだけではないのですよ。」
中には、頭がハゲているオスのほうが、より多くのメスを惹きつける動物もいるんですよ。
人間界でも、一部のハゲたフットボール選手や俳優に同じことが言えますね。
【海外のハゲ解説】動物だってハゲるんです…
動物学者のPer Jakobsen氏にいわく、チンパンジーもほぼヒトと同じようにハゲるそうです。
中には、頭頂部がハゲるオスのチンパンジーもいるそうです。また、尻尾の短いマカク属のサルは、オス、メス共に毛が薄くなります。
マカク属のサルは、オスメス共に、頭頂部により多くのレセプターを持っているからです。
ケニア東部に生息するツァボ・ライオンの中にもハゲるオスがいます。他の種類のライオンには、この様なたてがみの喪失は見られません。
ツァボ・ライオンの群れには、たてがみがフサフサの他種のライオンと比べ、より多くのメスで形成されているのを研究者たちは見てきているようです。
「このことは、ハゲ頭がかつてはアルファ関数を持っていた可能性を示唆できるかもしれない。」とJakobsen氏。
「しかし、これはハゲの原因に関する多くの学説のうちの一つでしかありません。」と同氏は付け加えています。
【海外のハゲ解説】より成熟し、より消極的に…
Jakobsen氏によると、研究者の一部は、ハゲ頭とは、人類が裸のサルから次の段階へ進化したこと…つまり、全身毛むくじゃの類人猿から、所々に毛が生えているヒトへの進化だと主張しているそうだ。
「しかし、この説については誰も確信できていません。我々にわかっていることは、ハゲている男性は、そうでない人と比べて、より成熟した大人で、より消極的であるということだけです。」とJakobsen氏。
「しかし、ハゲている人は年齢も高い傾向にあるため、髪が少ないのか、はたまた年齢が高いからなのか?どちらが主要な要因かを断定するのは難しいことです。」
【海外のハゲ解説】人類がいつからハゲ始めたのかは研究者にもわからない
Jakobsen氏はこう言います。
「歴史上、ヒトの男性がいつ最初にハゲたのかはわからない。髪の毛は、骨のように化石化しないからです。しかし、歴史的な資料を見る限り、確かに男性はハゲていたのです。」
【海外のハゲ解説】子作りより子育て
Petter Bøckman氏は、オセロのナチュラルヒストリーミュージアム(Natural History Museum )の動物学者です。
Bøckman氏いわく、ハゲとは、生き残り策としての進化だと考えられるそうです。
男性は、毛が少なくなるほど魅力も減るので、女性のお尻を追いかけるより、家にいることが多くなり、子供たち世話をするようになるというわけです。
「男性は、通常、子作りが終わってからハゲ始めます。その後、自分の子供の世話係として以前より家族の役に立つようになるのです。」とBøckman氏。
「生き物の寿命は、心拍数から測ることができるが、ヒトは、トータル心拍数から予測できる寿命の数倍も長く生きるのです」とBøckman氏。
我々は、他の動物より長生きできるようになりましたが、その分、加齢に伴う様々な症状に直面することになりました。
「動物園には、ヒトと同じような加齢に伴う症状が出てくる動物もいます。毛が抜けて弱ってくるのです。
これが野生の世界だとすれば、このように弱って群れについていけなくなった動物は、他の肉食動物に食べられてしまいます。」とBøckman氏は断言します。
【海外のハゲ解説】ハゲに効果が期待できる薬、あります!
「ハゲ」とググったら「失った髪の毛が戻ります」と約束してくれる広告をもれなく目にするでしょう。
しかし、インチキなものも多いです。とCato Mørk氏。
同氏は、オスロ大学病院の皮膚科病棟の元医長でしたが、現在は、皮膚科の個人病院を運営しています。
「髪の毛をキープしたい男性に希望があります。」とMørk氏。
「ハゲている男性が過剰に持っている酵素を減らす薬があるのです。この薬で治療をすると、一年後、患者さんのほとんどの髪の毛の量は、一年前と同じか、それ以上に増えます。」 この薬は、髪の毛が抜けるのを阻止できますが、既に抜けた髪の毛を生えさせることはできません。
「死にかかっている髪の毛を生き返らせることは可能です。しかし、既に死んでしまった毛包に対してはどうすることもできないのです」
Mørk氏いわく「この手の薬には副作用がありますが、このような副作用が起こるのは稀なことで、一時的なものである」とのことです。
【海外のハゲ解説】帽子をかぶってもハゲません!
親というものは、神話や言い伝えを都合よく使って子どもを思い通りに従わせようとするものです。
例えば「部屋の中でも外でも、いつも帽子を被っているとハゲちゃうよ」などと。
Mørk氏は、この主張を否定します。さらに同氏はこう言います。「
食事療法やビタミンBなども、我々の治療には何の影響ももたらしません。」「髪の毛を増やすための食べ物はありません。食べ物や帽子ではなく、男性ホルモンが原因でハゲるのですから。」とのことです。
本気で薄毛を治したいなら
本記事では、薄毛に対する海外での見解などを紹介してきました。
その中で皮膚科医でもあるCato Mørk氏がいうように薄毛に効果を発揮する治療薬があります。
AGAスマクリでは、抜け毛を防ぐ効果のある「フィナステリド」。
また、発毛を促進する効果のある「ミノキシジル」。これらの発毛薬を医師のもと処方しています。
薄毛には様々な原因がありますが、AGAの場合は進行するので、早めに対策をとることが大切です。
薄毛の治療ならAGAスマクリ
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実際のAGA治療では、抜け毛を抑えて髪を生やす、この2種類の発毛薬を処方しているのがAGAスマクリです。
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以下、処方費用の表になります。
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