医薬品と医薬部外品、その違いをご存知でしょうか？
似ているけどあまり気にしたことはないこの二つの違いについて解説します。
育毛剤の中でも分類がわかれるので、育毛剤を使用する人は要チェックです。
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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医薬品と医薬部外品、わかりにくいその違い
「医薬品」「医薬部外品」と言われても何が違うのか、 すぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。
少しわかりにくいですよね。
私にあっているのはどちらなのか？
それが判断できるくらいまで理解いただけるよう、
この記事で徹底的に解説していきたいと思います。
医薬品とは
医薬品について、薬機法ではこのように記載があります。
少し難しいですがそのまま引用させていただきます。
「医薬品」とは、次に掲げる物をいう。 一 日本薬局方に収められている物 二 人又は動物の疾病の診断、治療又は予防に使用されることが目的とされている物で あって、機械器具、歯科材料、医療用品及び衛生用品（以下「機械器具等」という。）でな いもの（医薬部外品を除く。） 三 人又は動物の身体の構造又は機能に影響を及ぼすことが目的とされている物であって、 機械器具等でないもの（医薬部外品及び化粧品を除く。）
医薬部外品とは
医薬部外品については薬機法にこのように記されています。
この法律で「医薬部外品」とは、次に掲げる物であって人体に対する作用が緩和なものをいう。 一 次のイからハまでに掲げる目的のために使用される物（これらの使用目的のほかに、併せ て前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物を除く。）であつて機械器 具等でないもの イ 吐きけその他の不快感又は口臭若しくは体臭の防止 ロ あせも、ただれ等の防止 ハ 脱毛の防止、育毛又は除毛 二 人又は動物の保健のためにするねずみ、はえ、蚊、のみその他これらに類する生物の防 除の目的のために使用される物（この使用目的のほかに、併せて前項第二号又は第三号 に規定する目的のために使用される物を除く。）であつて機械器具等でないもの 三 前項第二号又は第三号に規定する目的のために使用される物（前二号に掲げる物を除 く。）のうち、厚生労働大臣が指定するもの
医薬品と医薬部外品の違いを徹底検証
法律の言葉は少し難しいので何が違うかを少し噛み砕いて説明したいと思います。
ドラッグストアで買えるか買えないか
医薬品は処方箋が必要であったり、薬局でしか買えないなど販売に制限があります。
正しく使うことを大前提として出されるものです。
それに対して医薬部外品は基本的にドラッグストアやオンラインショップなど身近なところで購入できるといった点があります。
よく化粧品などがコンビニやスーパーで買うことができるのは、医薬部外品というくくりに入っているからです。
育毛剤・発毛剤としての違い
育毛剤の場合、はっきりと育毛の治療の為に作られた医薬品として認められている商品はごく少数に限られています。
よく売られている医薬部外品育毛剤は、あくまで間接的に頭皮や細胞に働きかけるもです。
直接的な効果があるものではありません。
その為、育毛を促進したり抜け毛を予防するといった効果のみしかなく、そのように書くことしかできません。
発毛剤といえるのはプロペシアなどの医薬品に限られます。
手に取る際には気を付けましょう。
▼育毛剤と発毛剤の違いについて詳しくはこちら▼
医薬品の育毛剤は何がある？
引用：医薬品として有名なのは、大正製薬が販売するリアップ。
ミノキシジルを配合しているため、発毛効果が期待されます。
しかし同時に副作用が発症してしまうリスクもあります。
利用をご検討の方はドラッグストアの薬剤師さんに相談してから購入しましょう。
▼リアップシリーズについてはこちら▼
医薬品と医薬部外品を比較したまとめ
治ることに専念したい人には医薬品がおすすめ
医薬品は薬事法で細かいところまで規制されているため、その原料や成分、製造方法、ラベルに表示する内容から効果についての書き方まで非常に厳しいチェックが入ります。
当然、国の認可を取るには厳しい審査があります。
よくCMの最後で「用法・容量を守ってお使いください」とうたっているのにはこういう理由があるからです。
逆にそこまで厳しい審査を受けている分、育毛に効果がある成分を数多く配合することができるため、医薬部外品よりも効果はあると考えられます。
一方で、副作用のリスクは高まります。
副作用が気になる人には医薬部外品がおすすめ
医薬部外品は、病気を治すというよりは、「予防」という観点に重点が置かれています。
その為、専門的に治療で使うものではありません。
医薬部外品の育毛剤の中には、効果の宣伝がうまくて知名度があっても、本当の効き目に関しては不明なものもあります。
配合されている有効成分も副作用を起こさない水準で作られており、体に優しい天然成分などが多く含まれている傾向があります。
そのため同じ商品を使った人の中にも効果があった人と、なかった人とがより顕著に表れます。
ですが医薬品と違って、低刺激なものが多いとされています。
育毛剤は自分に合ったものを選びましょう！
積極的に治療に専念するのか、それともあなたの体に負担がかからないように副作用がないものを選択するのか。
それはあなたの頭皮の状態やAGAの進行状況にもよります。
その点でも必ず正しい情報を見極め、医薬品がいいのか医薬部外品がいいのかを選択してください。
もし治療を検討している場合は、ご自宅から受診できるAGAスマクリにお気軽に相談してみてくださいね。
育毛剤はあくまで予防、AGA治療は病院へ
これ以上の薄毛の進行を止めたい、将来的にハゲるのを予防したい、といった予防目的なら育毛剤でも効果を感じられるかもしれません。
しかし後退した生え際を改善したい、薄毛から毛を生やしたい、など発毛効果を希望する方は、AGA治療を行なっている専門クリニックへの受診をおすすめします。
AGAスマクリではオンライン診療を行っているので、気軽に相談してみてくださいね。
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AGAスマクリでの薄毛治療
AGAスマクリは、AGA専門のオンラインクリニックです。
抜け毛を抑えて髪を生やす、2種類の発毛薬を処方しています。
毎月1〜2万円が相場のAGAクリニックの薄毛治療ですが、AGAスマクリでは月額4,980円 (税込)で「フィナステリド1.3mg」と「ミノキシジル5mg」を処方。診察代や送料もかかりません。
また、スマホ1つさえあればいつでもどこでも医師の診察・処方を受けられる、オンライン診療を導入。
通院時間も不要で、全国どこに住んでいても処方可能です。
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