人類の歴史は「薄毛との戦い」と言っても過言ではありません。
歴史に名を残す有名なピラミッドからは、ミイラと共にカツラが出土しています。
大昔の人々も私達と同じように、薄毛に悩まされていたのです。
医学も科学も発達していない時代で、人々はどのような育毛剤を使用してきたのでしょうか?
今回は意外にも長い育毛剤の歴史についてお話したいと思います!
監修医師
成田亜希子 医師
成田亜希子医師は日本内科学会、日本感染症学会、日本公衆衛生学会に所属。一般内科医として幅広い疾患の診療に向き合った後、医療系行政機関にて勤務をし、病院や診療所への行政審査、行政指導、介護行政、母子保健、精神福祉等を担当。
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育毛剤の歴史のはじまりはいつ?
海外の育毛剤の歴史は深いとされています。
紀元前1500年頃のエジプトでは、既に育毛の文化があったと「エーベルス・パピルス」という世界最古の医術書に記載されています。
また、日本でも江戸時代には毛生え薬という育毛剤が流行します。
日本の育毛剤の歴史は江戸時代まで遡るんですね。
平安時代の頃に「長くてつやつやした黒髪」が美人の条件と認識されており、女性の間では米のとぎ汁で髪を洗うヘアケア習慣があったそうです。
育毛剤の歴史①〜誕生前〜
今や多種多様な育毛剤が販売されておりますが、これらが無い時代の人々は一体どうやって薄毛を克服していたのでしょうか?
薄毛になっても見た目を気にするような歴史や文化ではなかったのでしょうか?
いいえ、違います。
昔の人々も現代の私達と同じように悩み、試行錯誤していました!
今回は古代に生きた方々の知恵をご紹介したいと思います。
驚きいっぱい!?古代の育毛習慣!
古代エジプトの方々は、薄毛・脱毛の類はライオンを始めとする動物の脂を塗ると治ると信じていたそうです。
また古代ギリシャでは、オリーブオイルを頭皮に塗って保湿を保つ習慣があったとか。
考察するに、古代の人達は育毛するにあたって「保湿力」が大切だと考えていたんですね!
確かに現代の育毛剤でも保湿力は重要な鍵。
古代の人達、恐るべしです。
当時の代表的な育毛剤(もしくはそれにかわるもの)とは?
西洋ではハーブ、古代ギリシャでは玉ねぎとハチミツで汁をつくりそれを育毛剤の代用品として活用している歴史があります。
それぞれ食文化が関係しているようです。
やはり着目していたのはどろっとしていたり、水っぽくて保湿性の高い食材ですね。
因みに古代ローマではハトの糞を頭に塗ったり、ヤギの尿をすり込んだりするという育毛歴史があったそうです。
効果があったかは謎ですが…。
古代の育毛剤の心配どころ?
私的に、玉ねぎとハチミツでつくったとされる育毛剤が衝撃的でした。
そのままのハチミツを頭皮に塗るとなると、当然時間が経てば固まりますよね。
これって毛穴を塞いでしまうのでは…?と、思ってしまいました。
刺激が強く沁みる分、期待感もあって玉ねぎを混ぜたんでしょうか。
現代の育毛剤で玉ねぎの成分が入ったものは見たことがありません。
古代のものは保湿性に優れていますが、発毛促進効果は少ないんじゃないかと推測します。
ハトの糞、ヤギの尿については……とても臭かっただろうな。
そこまでする熱意には感服しますが、とても効能があるようには思えないから不憫でなりません。
育毛剤の歴史②〜黎明期〜
ちょんまげで有名な江戸時代の歴史の中にも育毛剤は存在していました。
前頭部から頭頂部にかけて髪を剃る「月代(さかやき)」が流行している時代でも、やはり育毛剤の文化は在ったのです。
昔も今も、デリケートな人の気持ちは変わらないと言うことでしょうか。
古代に比べて育毛剤らしくなった育毛剤。 一体どんなものがあったのでしょうか?
ここからは我が国日本の育毛歴史に着目してお話したいと思います。
江戸時代に流行していた育毛剤っぽいもの?
最初にも言いました通り、江戸時代の日本には毛生え薬という育毛剤が流行していました。
これは主に蜜柑やユズを原料にしたものです。
艶のある髪を目指すために、ビタミンCを積極的に摂取しようとしたのかもしれませんね。
同時期の見当はずれな育毛方法!
「漸くまともになってきた~!」
そう思ってしまいそうになりますが、まだまだ育毛知識の薄い時代。
常識外れしたものもあります。
江戸時代の都風俗化粧惇という本には、髪の毛の抜けた部分を松葉でこすって血を出し、それにコウモリの黒焼きを胡麻の脂でといたものを塗るなんていう方法が記載されていたそうです。
江戸時代の育毛剤の心配どころ? パート2
「髪の毛の抜けた部分を松葉でこすって血を出し、それにコウモリの黒焼きを胡麻の脂でといたものを塗る」
松葉でこすると考えただけでもう痛いですね…。
この出血は何のためだったのでしょうか? 血行促進させるため、と推測するべきでしょうか。
でも頭皮が炎症を起こしてそれどころでは無いような気がします…。
これは完全に育毛剤の黒歴史ですね。
育毛剤の歴史③〜近代編〜
あの江戸時代から約150年の時を経て、育毛剤は劇的な成長を遂げました。
もちろん、もう松葉で頭を血だらけにする必要もありません!
スプレー式の容器に入った育毛剤をシュシュッとふりかけるだけです。
もしも江戸時代に生きた方が現在の育毛剤を見たら、羨ましくって涙ぐむんじゃないでしょうか。
現在の育毛剤のスタンス
現在は男性用はもちろんのこと、男女兼用、女性用の育毛剤も存在します。
「脱毛症」と一口に言っても、男性と女性では原因も症状も違います。
中には男女共になる脱毛症状もありますが、何れにしても個々で効く成分、つまりは治療方法が変わってきます。
育毛剤の種類が格段と増えた現在、自分に合った育毛剤を見つけ、使うことが出来ます。
インターネットの口コミを参考に出来ることも、歴史を重ねた現代ならではの利点ではないかと思います。
現在の代表的な育毛剤
男性主体の育毛剤ならチャップアップやプランテル。
女性主体の育毛剤ならベルタやマイナチュレが人気の育毛剤と言えるのではないのでしょうか。
現在の育毛剤もまだまだ成長途中?
どんな育毛剤でも効き目には個人差がありますが、効果を実感するまでに時間が掛かってしまうということが難点です。
一般的に返金保証期間は一ヵ月。それに対し、効果を実感する時期は大体三ヵ月~半年弱。
その間、治療を諦めてしまう方も多いそうです。
定期購入がお得だからと言っても値段自体が安くはないですから、もちろんそれなりにコストも掛かってしまいます。
治療期間の短縮がこれからの課題ではないでしょうか。
これから育毛剤の歴史はどのような道を歩んでいくのか…
何千年という歴史の中で研究され、進化してきた育毛剤。
今後はどのように発展するのでしょうか。
新しい育毛成分が発見されるかもしれませんし、それに伴って使用方法も変わって来るかもしれませんね。
低コストで効き目抜群。
そんな未来の育毛剤は、今よりももっと身近にあるかもしれません。
育毛剤の歴史はこれからの薄毛治療の道しるべとなるでしょう
今回は「育毛剤の歴史」をテーマにお話して参りましたが、如何だったでしょうか?
血の滲むような努力をしていた古代の方々。
彼らが居たからこそ歴史があり、現在の発展があります。
植毛の文化を最初に培ったのは日本人だと言われています。
なのでこれから先、国産の育毛剤がもっと増えるのではないかと私は考えます。
自分に合った、本格的な薄毛対策をするなら
育毛剤の進化で薄毛対策がしやすくなったとはいえ、育毛剤は誰にでもおすすめできるわけではありません。
育毛剤は、今ある毛への改善が期待できますが、全く新しい毛を生やすことはほとんど期待できません。
技術が発展してきているとはいえ、新しく髪を生やすことは難しいんですね。
まずはAGA専門クリニックに相談してみて、自分に合った治療法を知り、本格的な治療をしましょう。
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